最初にこの記事をアップした時に比べると、かなり技が進化して、何とか見られる試合になって来ました。でも、まだ、空手の型を活かした試合には手が届いてないですね。(2024年1月13日 現在)

 極真空手がゴリラ空手になってしまったのは、顔面攻撃無しのルールのせいですが、かと言って、顔面攻撃さえ取り入れれば、ちゃんとした空手に戻るってわけでもないようです。

 盧山初雄先生と山崎照朝先生の試合が、素晴らしかったのは、剛柔流から大山道場に指導にみえていた石橋雅史先生の功績が大だと思います。当時の大山道場は、剛柔流のキチンとした基本が身に付いた方が多かったので、顔面攻撃無しの試合でも、あれだけハイレベルの試合が可能だったのです。

 上の動画内の試合内容は、従来の顔面攻撃無しの試合に比べれば、かなりマシになったとは言えますが、顔面攻撃だけを導入しても、かつての栄光のレベルには戻りません。長い間の顔面無しの試合のせいで、型自体が崩れてしまっているし、組み手や試合の中で型の動きを活かす訓練が、殆ど無くなってしまったらです。

 
それほど組手がお上手じゃなかった大山先生が、伝統型を自己流にリフォームなさったのも、良くなかったようです。伝統型を勝手に変えるのは、養生的な点から見ても、良くありません。体中の気の流れがメチャクチャになってしまい、重篤な病を誘発してしまうからです。


 それと、顔面攻撃アリのルールを採用なさるんなら、もっと大きなグローブを使用なさるか、面を着用なさっておやりになった方がいいと思います。このルールだと、いつか大きな事故が起こると思います。顔面にパンチが入った時の脳や首へのダメージが、大き過ぎるからです。

 とは言え、グローブを採用すると、本来の空手とは別の技術になっちゃうし、面を付けると、間合いがやや遠くなっちゃいますから、これが一番、実戦に近い試合形式なのかも知れません。ここら辺は、難しい所です。



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